オーガニック 有機

そもそも、オーガニックって何なんだ?(2)

前回は、欧州のオーガニックの比率が高いのは、国土の約半分を占める耕作地を、環境保全を目的としてオーガニックという制度を用いることで、大量に化学肥料、化学農薬を使用し、環境を破壊する農業からの脱却を考えた国の政策があり、オーガニックのシェアが広がっていったと書きました。
しかしながら、その他にもオーガニックが広げていくために必要な理由がありると考えています。
その一つは、生産量調整です。
かなり荒っぽい説明を行いますが、「食べる量から考える」で日本と良く似通った3カ国の人口、国土、耕作面積の比較を行いました。そこから見えたのは、日本は他2カ国(ドイツ、イタリア)と比較して、約1.5〜2倍以上の人口を有するのですが、1人当たりの耕作面積は7分の1ほどしかありません。ということは、他2カ国は(ドイツ、イタリア)は、日本よりもより豊かな食生活を送っていることになります。
続いてのエントリー「国産野菜供給を耕作面積から考えてみる」では、国産青果物と、お米は、今の面積でほぼ事足り、続いての食肉の飼料を賄うためには、現状の耕作面積の約半分の面積を追加して耕作する必要がありますが、それでも他2カ国(ドイツ、イタリア)の用に、現在に比較して7倍の面積が必要でないことが分かります。
以上から、食糧生産量が過剰となっていたのです。
ただし、欧州も寒い地域から、暖かい地域まであり、どんな作物でも栽培できるわけではないので、全ての地域で同じ作物が過剰であったというわけではありませんし、寒い地域では冬場は北海道や、東北地方のように栽培ができないという事情もありますが、それを差し引いても過剰であったことには変わりないようです。
そこで生産量を調整するために、オーガニックを推奨することにしたのです。一般的に、化学肥料、化学農薬を使用した農業よりも、オーガニック栽培の方が手間がかかり、収穫量も減少するのです。となると、オーガニックが導入されてくるとなると、必然的に生産量が抑えられることとなるのです。
次回は、日本ではあまり考えられない思考について書いていきたいと思います。
 

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