農業

宮崎の口蹄疫について、思う。

 先週末、口蹄疫が小康状態となった、宮崎県に出張で訪れた。

 口蹄疫発生から、数ヶ月経過したということで、沈静化している。というよりも、牛、豚がいなくなったために、騒ぐ必要が無くなたというのが正しいのかもしれない。つい最近まで、外部への出入りは禁止されていると言うことだった。しかし、外部からメディアを含めて、多くの人が入ってきていたのでは無かろうか?それでは、住民が出入りをやめていたところで、抜本的な抑制策にはならないのだろう。

 空港でレンタカーを借りて、国道を走ると、至る所で消毒ブースが設置されている。消毒には2タイプあり、舗装された面を盛り上げ、消毒液をプールのようにためているところを、車で走るところ。

$ecotのブログ-車の消毒(プールタイプ)

 そして、絨毯のようなマットに消毒液をしみこませ、その上を走るというところ。

$ecotのブログ-車の消毒(マットタイプ)

 そして、もう牛を処分した牛舎を訪問した。つい先日まで、約20頭の親子の牛がかわれていたところだ。消毒され、真っ白になっている。

$ecotのブログ-宮崎県 からっぽの牛舎

 飼われていたときの牛たちの名前と、出産予定日が記載されている。処分された日から、時間が経っていない。

$ecotのブログ-宮崎県 子牛の誕生予定も記載された黒板

 堆肥舎も当時のままで、発酵を進めウイルスをなくすようにするためにと、移動禁止とされている。

$ecotのブログ-宮崎県 ブルーシートで覆われた堆肥舎

 牛たちのえさとなる予定だった、サイレージも消費される当てもないまま、積み上げられている。

$ecotのブログ-宮崎県 消費予定のないサイレージ

 今夏い伺った、生産者のところは、牛だけではなく、農産物生産をしているため、牛の頭数が少ないが、これが牛だけで生計をたてていらしたところも移動中の車の中から見ることができたが、数千頭牛が飼われていた牛舎が空っぽになり、今でも消毒が継続されていた。

 この騒動によって、家畜の生産者だけでなく、それに関わる多くの方々の仕事に影響が出手いることまでは、メディアは伝えられていない。

 家畜が毎日食べる飼料を輸入、輸送する人、肉にされる過程に関わる人、競りをする市場、肉を運ぶ人々と、その他にもまだまだ関係する人々は多く存在する。

 地域の産業が農業である以上、それらのリスク管理を行う必要は高いはずである。畜産を産業としている都道府県は、宮崎県の隣の鹿児島県もそうであるが、牛乳といえば北海道でしょう。今後、日本が観光立国として海外の方を多く呼び込むことになるであろうが、そのときにはオーストラリアのように、入国審査でリスク管理を徹底的に行い、口蹄疫が発生した際も早急に隔離することで、被害を最小限にとどめられる様に補償を含めて取り決めを行うべきであろう。

 この裏には、日本の畜産業界はウイルスフリーを貫くという方針がある。これについては、もう少しきちんと調べてから書くこととしたい。


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